こんにちは、ハヤケンです。
夏といえばイカメタルのシーズンですね。釣具店にはさまざまな仕掛けが並んでいますが、自分で作れば費用を抑えられるうえ、釣り場の状況に合わせて自由に調整できます。
今回は、初心者の方にも分かりやすいように、イカメタル仕掛けの基本用語から、直結仕掛け・枝仕掛け・半誘導仕掛けの作り方、それぞれのメリットとデメリットまで紹介します。自分に合った仕掛けを見つける参考にしてください。
1.イカメタル仕掛けの基本用語を覚えよう
自作仕掛けに取り組む前に、まずは基本となるパーツの名称を押さえておきましょう。
イカメタルでは、主に鉛スッテ、ドロッパー、リーダー、サルカンやスナップスイベルなどを使用します。それぞれの役割を理解しておくと、仕掛けの構造も分かりやすくなります。
鉛スッテとドロッパー


鉛スッテは、仕掛けの一番下に取り付ける重いスッテです。メタルスッテとも呼ばれ、仕掛けを沈めるための中心的な役割を担います。
一方、鉛スッテの上に取り付けるものがドロッパーです。ドロッパーには、浮くタイプの浮きスッテや、沈むタイプのエギなどがあります。
この2種類を組み合わせることで、異なる動きやアピールを演出できます。その日のイカの反応を見ながら、どちらに反応が出ているのかを探っていくことが重要です。
リーダーの太さと素材

PEラインの先には、リーダーを使用します。リーダーには擦れへの強さや、衝撃を吸収する役割があります。
僕がおすすめしているのは、エステルが配合された伸びの少ないイカメタル用リーダーです。伸びが少ないことで、イカが触れたときのアタリを感じ取りやすくなります。
ただし、必ずしも専用リーダーでなければいけないわけではありません。フロロカーボンやナイロンも使用できます。
ラインの太さは、使用する鉛スッテの重さや狙うイカのサイズ、釣り場の状況によって変わります。僕は基本的に4号を使用していますが、初めて行く釣り場では、船宿や船長に確認しておくと安心です。
また、仕掛けの縦方向に伸びるメイン部分を「幹糸」、横に出す部分を「枝ス」と呼びます。これらの長さや太さを調整することが、自作仕掛けを使いこなすうえで大切になります。
2.簡単でコストを抑えられる直結仕掛け

最初に紹介するのは、構造がシンプルな直結仕掛けです。僕が便宜上そう呼んでいるもので、特別な技術がなくても作りやすい仕掛けになります。
直結仕掛けの作り方

使用するパーツは、基本的にリーダーとスナップスイベルなど、少ない部品で済みます。
作り方は、まず竿側から約50〜60cmほど下の位置を目安に、上側のドロッパーを取り付ける部分を作ります。次に、仕掛けの一番下に鉛スッテを取り付けるためのスナップスイベルを結びます。

スナップスイベルは、竿側から通す向きを意識して結ぶことで、接続部分が安定しやすくなります。結び方は、ユニノットやクリンチノットなど、普段使い慣れているもので構いません。
余った糸は適切にカットし、切れ端を船上に捨てないように注意しましょう。
直結仕掛けのメリット

直結仕掛けの最大のメリットは、作りやすく、費用を抑えられることです。使用するパーツが少ないため、仕掛けを何度も購入するより経済的に済ませられます。
また、ラインが張った状態でイカが触れれば、アタリがダイレクトに伝わりやすいという特徴もあります。
一方で、ドロッパーと鉛スッテの距離が近くなりやすいことはデメリットです。イカを狙う際には、仕掛け同士に適度な距離があった方が、それぞれの動きを活かしやすくなります。
ただし、距離を取りすぎると、複数のイカが掛かった際に取り込みにくくなったり、仕掛けを巻き込んで竿を破損したりする原因にもなります。
さらに、ドロッパーと鉛スッテが同じ幹糸に付いているため、誘いの動きが似てしまいます。その日の状況に応じて異なる動きを試したい場合には、少し物足りなさを感じる仕掛けです。
3.動きの違いを出せる枝仕掛け

次に紹介するのが、幹糸から枝スを出す枝仕掛けです。直結仕掛けに比べてパーツは増えますが、ドロッパーと鉛スッテの動きに違いを出しやすくなります。
枝の長さは5〜15cmを目安に調整する

枝の長さは、基本的に5〜15cm程度を目安にし、長くても20cm程度までを考えます。状況によって調整しますが、長くしすぎると仕掛けが絡みやすくなるため注意が必要です。
枝仕掛けを作る際は、幹糸にサルカンを取り付け、下側には鉛スッテ用のスナップスイベルを結びます。そのうえで、幹糸から枝を出し、枝の先端にもドロッパーを取り付けるためのスナップスイベルを結びます。
幹糸と枝スの太さも重要です。僕は仕掛けをしっかり張れることを重視しており、枝スは幹糸と同じ号数か、それより太いものを選ぶ方法をおすすめしています。
例えば、幹糸が2.5号なら、枝スを3号や4号にするといった考え方です。実際の号数は、使用する鉛スッテや狙うイカに合わせて調整してください。
枝が長ければよいわけではない

枝仕掛けでは、枝を長くするとドロッパーが安定しやすいと言われることがあります。しかし、単純に長ければよいというわけではありません。
枝がたるんでいる状態では、幹糸の動きがドロッパーに伝わりにくくなり、結果として安定した動きになる場合があります。一方、潮が効いて枝が張っていれば、竿の動きがドロッパーにも伝わりやすくなります。
つまり、枝の長さだけでなく、仕掛けが張っているのか、それともたるんでいるのかを考える必要があるのです。

イカの反応が渋いときには、いつもと違う誘いを試すことも大切です。ドロッパーがよく動く方が反応するのか、それとも安定した動きが効くのか。実際に試しながら、その日の正解を探っていきましょう。
枝仕掛けのデメリットは、直結仕掛けよりパーツが多く、絡みやすいことです。枝が長すぎると、イカを取り込む際に幹糸へ絡んだり、隣の釣り人の仕掛けと絡んだりする可能性があります。
また、複数のイカが掛かったときには、枝の分だけイカ同士の位置が近くなり、スナップなどを巻き込むリスクもあります。枝の長さは、動きだけでなく取り込みやすさも考えて決めることが重要です。
4.おすすめは半誘導仕掛け

最後に紹介するのが、半誘導仕掛けです。これまで紹介した仕掛けのメリットを活かしながら、デメリットを補うことを考えて作った、僕自身がおすすめする仕掛けになります。
半誘導仕掛けの作り方

半誘導仕掛けでは、リーダーに加えて、しもり玉や小さめのスナップスイベル、鉛スッテ用のスナップスイベル、ウキ止め糸などを使用します。
まず、竿側のリーダーにしもり玉とサルカンを通し、必要な位置に結び目を作ります。僕は、しもり玉については釣研の小サイズを使用しています。4号のリーダーに合わせた際に使いやすい組み合わせとして選んでいますが、ほかの製品を使う場合はサイズが合うか確認してください。
釣り場に着いたら、下側のサルカンから約60cmの位置を目安に8の字結びを作ります。これによって、鉛スッテ側の接続部分が下がりすぎないようにでき、イカを取り込むときも扱いやすくなります。

続いて、上側にはドロッパーを取り付けるためのスナップスイベルを設置し、ウキ止め糸を使って誘導できる範囲を調整します。
この仕掛けのポイントは、釣り場で複雑な作業をしなくても使えるよう、事前に準備しておくことです。慣れてしまえば作り方も難しくなく、使用後にまとめておけば再利用もできます。
半誘導仕掛けのメリット

半誘導仕掛けの大きな魅力は、誘い方の自由度が高いことです。
鉛スッテは竿の動きに応じてキビキビと動かし、ドロッパーにはふわふわとした動きを出す。こうした異なるアクションを、一つの仕掛けで演出しやすくなります。
ウキ止めの位置を調整すれば、ドロッパーが動ける範囲も変えられます。ゆったりと誘いたいときは誘導幅を広くし、細かく動かしたいときは幅を狭くするなど、状況に応じた調整が可能です。
また、水中ではドロッパーと鉛スッテの距離を確保しながら、取り込み時には誘導によって距離を縮められるのも特徴です。複数のイカが掛かった場合でも、竿を一度置かずに取り込みやすくなります。
さらに、どちらのスッテにイカが掛かったかを判断しやすい点もメリットです。上側のドロッパーに掛かったと判断できた場合、ゆっくり巻き上げることで下側の鉛スッテにもイカが抱きつくことがあります。
ただし、毎回ゆっくり巻いていると、活性が高く釣れている時間帯には手返しが悪くなる可能性があります。アタリが出た位置を意識し、状況に合わせて巻き上げの速度を変えることが釣果を伸ばすうえで大切です。
半誘導仕掛けのデメリット
もちろん、半誘導仕掛けにもデメリットはあります。直結仕掛けに比べて使用するパーツが多く、最初に揃える費用や準備の手間がかかります。釣具店によっては必要なパーツが揃わず、通販を利用することになるかもしれません。
それでも、何度も再利用できることや、誘い方を柔軟に変えられることを考えると、イカメタルへ頻繁に行く人には十分に試す価値がある仕掛けだと思います。
僕自身もいろいろな仕掛けを試してきましたが、現時点では、この半誘導仕掛けが最も使いやすいと感じています。
5.自作仕掛けでイカメタルの釣果を伸ばそう

イカメタルの仕掛けは、市販品を購入するだけでなく、自分で作ることでも釣りの幅が広がります。
今回紹介した3種類の特徴を整理すると、次のようになります。
- 直結仕掛け: パーツが少なく、作りやすさと費用の安さが魅力。
- 枝仕掛け: ドロッパーと鉛スッテの動きに違いを出しやすい。
- 半誘導仕掛け: 誘導幅を調整でき、異なるアクションと取り込みやすさを両立しやすい。
もちろん、すべての人に自作仕掛けが向いているわけではありません。イカメタルに行く頻度が少ない方や、仕掛け作りに時間をかけたくない方は、市販の仕掛けを使うのもよい選択です。
一方、釣行回数が多い方や、周囲と差をつけるために工夫したい方は、自分なりの仕掛けを作ってみる価値があります。リーダーの太さや枝の長さ、誘導幅などを少しずつ変えていけば、釣り場に合わせた仕掛けを組み立てられるようになります。
大切なのは、仕掛けの形だけを覚えるのではなく、なぜその構造なのか、どんな動きを生み出すのかを理解することです。状況に応じて仕掛けを調整できるようになれば、イカメタルの楽しさもさらに深まるはずです。
まとめ
今回は、イカメタル初心者の方に向けて、直結仕掛け・枝仕掛け・半誘導仕掛けの作り方と特徴を紹介しました。
簡単さとコストを重視するなら直結仕掛け、ドロッパーの動きを変えたいなら枝仕掛け、そして誘いの自由度と取り込みやすさを求めるなら半誘導仕掛けがおすすめです。
僕が現時点で最も使いやすいと感じているのは半誘導仕掛けですが、釣り場の状況や釣行頻度によって適した選択は変わります。まずは作りやすいものから始めて、少しずつ自分に合った仕掛けを見つけてみてください。
【動画で詳しくチェック!】
動画では、実際に仕掛けを作りながら、パーツの選び方や結び方、各仕掛けのメリット・デメリットを詳しく紹介しています。仕掛けの構造を映像で確認したい方は、ぜひ動画もチェックしてください。
※この文章は動画を元にAIで要約したものになります。正しい内容は動画をご覧ください。

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